我々横高37期5組三橋クラスは、今年5月、横浜にて数年ぶり、第五回目の同窓会を開きました。
今年は特別です。卒業後30年、そして三橋先生の喜寿のお祝いも兼ね、35人が元気な顔をそろえました。
実は、その日の午前中、同窓会に先立ち、希望者8人で横高探索をしてきました。正面玄関のある校舎A棟は以前と同じ雰囲気ですが、よく見ると窓はアルミサッシになり、エアコンがついています。2階建ての体育館にセミナーハウス、「最近の横高生は恵まれてるな~」なんて感想を抱いていると、部活で来ていた現役高校生は我々を見て目をまるくしておりました。(8人のうち3人は既に横高卒業生の親であり、彼等は息子・娘より若い世代なのです。) そんな話を語らいながらグランドへの階段を上ります。我々は3年時に体育祭でしたので、格別の思いのある場所です。体育の授業を思い出す人、部活を思い出す人いろいろですが、高台にある、広々とした気持ちの良い場所であることは変わりありませんでした。坂道を降りるときはクロカン大会を思い出します。苦しかった・・・!
食堂を窓の外からのぞき込み、メニューの確認。「アイスが売ってたよね、〇〇君は早弁したあと食堂で2回目のお昼食べてた」なんて話しつつ、校舎には入らず辞去する予定が「せっかくだから・・・」と事務室の方に頼み込み、各学年時の教室の場所を確かめに行きました。(丁度現校長、教頭にも出くわし、気さくにご挨拶いただきました。)我々は一度、春休みに自分たちで教室の壁をペンキで塗って美しく仕上げたという思い出があります。もう、今となってはその色の違いも判りませんでしたが、一人のクラスメートの提案で、その年はきれいな教室で過ごせたこと、より一層クラスに愛着がわいたこと、また自分たちでペンキ塗りをするという思いがけない発想をみんなで実現できたことが、私としては一つの自負のようなものになっています。さて、いよいよ同窓会です。福岡や山形から駆けつけてくれた旧友もおり、三橋先生には生徒44名の出席をとって(名前を呼んで)いただきました。もう、これだけでも気分が盛り上がります。そして、喜寿のお祝いに選んだ品は・・・。我々5組らしく、そして元バレー部顧問の三橋先生にふさわしくジャージ!です。ジャージで一気にタイムワープしました。昔と同じです!特にあの場にいた元バレー部の皆さんは、厳しいご指導を思い出したのでは・・・。なんだかうれしくて涙が出てしまいました。 その後、くじ引きで選ばれた数人が代表で近況報告をし、先生からの講和?もあり、古き時代を改めて共有しました。我々が教わっていたころの三橋先生と今の我々の年齢がちょうど同じとのこと。いつまでたっても追いつけていないとみんなでぼやき、三橋先生をこれからも人生の師と仰ぎ、それぞれが活躍していくことを約束し1次会は解散となりました。
二次会は、途中から参加の一人が加わり24人が中華街の店二階を3時間にわたり、占拠しました。 4人から8人程のテーブルに別れ、1次会で語り足りない話をバラバラとしていました。 昔と個性はさほど変わっていませんので、それぞれの盛り上がりを見せていましたが、途中から席替えしながら、30年前にまたもやタイムスリップしていました。 その後、三次会にも11名ほど行きましたが、名残惜しい時間も遂には終わりを迎え、現実世界に戻りつつ次回の再開を約して散会となりました。
(文責 秋元 亮一)