高14期8組のクラス会は、先日の10月2日に京急久里浜駅近くの「一升屋」で開催され、20名が出席した。
開会に先立ち、今年1月91歳で亡くなられた宮本富郎先生のご冥福を祈り黙祷を捧げた。
今回4回目となるクラス会だが、毎年この時期に開催できるのは、偏に幹事の津島靖武君のお蔭であり全員感謝している。また集合写真を毎回撮ってくれるプロカメラマン鈴木勝君や、開会や乾杯の音頭をとってくれた大磯武夫君、閉会の締めが見事な元応援団の鈴木洋弥君と、役者は揃っている。
今回の初参加は東京都荒川区で病院経営をしている蒲谷堯君で、昔の研究肌のイメージは変わらぬものの貫録がついた感じだ。私達のクラスには、もう一人医者がいる。地元で開業し、母校横高の校医でもある妹尾武彦君だ。クラスの何人かは、いまも彼の世話になっている様だ。
蒲谷君の紹介の後は、いつもの様に4~5グループに分かれての情報交換となる。話題はどこも同じで健康・趣味・家族が御三家と言われるが、今回はこれに尖閣諸島や防衛論が加わり熱のこもった歓談となった。子供の頃から米軍横須賀基地を間近に見て育った私達にとって、防衛論は特に身近な話題でもある。軍備無き防衛は理想的だが、残念ながらこの世では極めて至難の業だ。
さて、皆の前で自分の失敗談を披露するのは勇気がいるものだが、4回目ともなれば厚い面皮も徐々に剥がれたか抵抗感も薄れ、60代後半の悟りらしきも手伝って赤裸々な本音の遣り取りが出来るようになってきた。クラス会とはタイムスリップの効果で、裸になれることだ。
20名の歩んできた道は色々で、20通りのストーリーがある。話に疲れたら手品の実演もあり、マジックの名人服部隆之君がいるのも私達クラスの特徴だ。毎回色んな面で勇気付けられるのが、横高のクラス会である。
最後に、幹事の「来年は5回目となるので、出席者30名を目指そう」との宣言と三本締めで、来年の再開を約し閉会となった。
(福寿宏司 記)