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【紹介】 30期 樋口一郎さん


30期 樋口一郎(ひぐち いちろう)
山楽ライター
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●プロフィール
1982年 早稲田大学法学部卒業
1986年 山登りを始める
1992年 この頃から雑誌『岳人』にガイド記事などを執筆
2009年 『ニッポンの山解体新書』刊行
2011年 『湘南・三浦半島 山から海へ半日ハイク』刊行
2011年 「山の知識検定」オフィシャルアドバイザーに就任
2012年 中日新聞(東京新聞)サンデー版に『日本百名山』連載(2年間)
2013年 日本百名山の全山登頂を達成
2014年 『新釈日本百名山』刊行
2017年 『鎌倉&三浦半島 山から海へ30コース』刊行
2020年 神奈川新聞に『かながわ百名山』連載開始

〈紹介〉
山に登ると共に世に知らしめる、これが私のライフワークの原点です。ただし未だ道半ば。本業の方は定年退職となり、只今再任用で糊口を凌いでおりますが、山関連のワークはむしろ今が本番と思っています。自称は「山楽ライター」。寄る年波には勝てず山自体は年々お気楽指向に流れるばかりですが、志だけは若く保ち、これからも山の楽しさ・素晴らしさを発信していければと奮闘しております。

▶山との出会い
 山登りを始めたのは社会人になってから4年後で比較的遅かったのですが、元々自然が好きであったせいもあってすぐにのめりこみました。数年後には「自分のライフワークは本業ではなく山だ!」と決めるに至ったのです。が、本業以上に位置付けた以上は、ただの自己満足ではしょうがない。山との関りを何らかの形で世に発信し、些かなりとも社会に貢献するほどのレベルになろう、と思い立ちました。

▶山岳雑誌「岳人」のガイド記事
 縁あって数年後には月刊の山岳雑誌「岳人」から、ガイド記事などの依頼が不定期に来るようになります。依頼に忠実に応えているうちに、数年に渡る連載を2度も頂き、それぞれについて連載終了後に単行本として刊行させていただきました。また、執筆した本が縁となって、「山の知識検定」(通称ヤマケン......漢字検定など一連の検定物の山登りバージョン)のスタッフにお声がけいただき、問題作成から選定、試験監督などに携わって10年程になります。これもまた、私なりの山のパフォーマンスといえるでしょう。

▶日本百名山~三浦半島のハイキング
 その後に身近な山にも関心が行くようになりました。ニッポン全国の山を登ってみて、あらためて地元の山の占める位置、価値について目が覚めた思いです。そこで出版に漕ぎつけたのが三浦半島のハイキングガイド本なのです。単なる山のガイドに留まらず、歴史や自然・地質など総合的に三浦半島を理解できるよう様々な工夫を凝らしてみました。幸いに、地味ながらも好評を博し、6年後には内容をゼロから改めた新刊を、その新刊も改訂版や増刷などで、今も書店に並んでいます(写真)。ただ三浦半島の山は、街や里と密接なせいか変化が早く、1年ごとに改訂したとしても追いつかない位なのには参りますね。今なお、探査が欠かせません。なお、最新刊には横中校歌「坂東武者」の一節を紹介してあります。どこに載っているのかお探しいただければ。ヒントは「衣笠城址」です。

▶神奈川新聞『かながわ百名山』の連載中
 そして本年5月、神奈川新聞社から『かながわ百名山』の連載を依頼されました。かの有名な日本百名山の神奈川県版です。これまで神奈川県で確定した百名山は無かったので、そのパイオニアたるべく、山の仲間と選定してみた百の名峰なのです。毎月第2第4土曜日に掲載、1回当たり新聞紙一面の3分の2のスペースを頂き、あまりの大盤振る舞いにこちらが驚きました。1回2山ずつですから都合50回、隔週連載ですので2021年5月までのお付き合いとなります。思いもかけず30期8組クラス会の応援を頂き、掲載毎にライン上で賑やかに感想など頂戴しており、感謝の想いと同時に今後の執筆に大いに役立っていることはいうまでもありません。あらためて、母校クラス会の絆の強さに思いが至った次第です。


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