神奈川県立横須賀高等学校同窓会 朋友会
【紹介】 日本大学商学部教授
ホーム   >  会員のひろば  >   会員の紹介  >  【紹介】 日本大学商学部教授

鈴木由紀子.jpg氏名  鈴木由紀子
卒業期 35期
職業  日本大学商学部教授

 発展途上国でのフィールドワークに携わりたいという思いから大学院に進学しましたが、博士課程の途中で企業倫理という学問と出会い、今に至っています。
 最近では企業による社会貢献活動が進んできましたが、企業の不正問題は絶えません。この現状を変えていくには、「より良い世界を構築するための競争」にゲームのルールが変わっていくことが必要だと考えています。その鍵となるのが、社会にプラスの影響をも
たらす逸脱したプレーヤーの存在です。そのような企業が優れた業績を生み出し評価され
るならば,他の企業がそれに追随し、ゲームのルールを変化させていく起点となるもので
す。
 未だ研究途上ですが、途中経過を拙著『より良い世界を構築するための競争―ポジティ
ブな逸脱となる企業行動の研究―』としてまとめました。
 勤務先の大学の授業も3度目の緊急事態宣言によって,すべての授業がオンラインに戻
りましたが,困難の中でも価値を見出していける学生を一人でも多く輩出していきたいと
思っています。

●経歴
慶應義塾大学大学院商学部卒業
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻博士課程単位取得退学。
東北大学大学院経済学研究科博士課程後期3年の課程修了。経営学(博士)
日本大学商学部専任講師,准教授を経て,現在に至る。

●主な著作
より良い世界を構築するための競争―ポジティブな逸脱となる企業行動の研究―』中央経済社,2021年
「企業の社会的責任の概念の変容と拡張」(真屋尚生編著『社会保護政策論:グローバル健康福祉社会への政策提言』所収,第4章)慶應義塾大学出版会株式会社,2014年

ページの上に戻る