(取材日:2001年4月27日) | ||
日本のイラストレーション界を代表する人気作家。 現在、各社の華麗なイラストでご活躍中です。 |
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EIZIN SUZUKI |
プロフィール |
1948年 | 福岡県福岡市生まれ 現在逗子市在住 | |||
1968年 | 神奈川県立横須賀高校卒(高20期) | |||
デザイナー、アートディレクターを経て、 | ||||
1980年 | イラストレータとして独立 | |||
1985年 | EAST ALBUMのタイトルで30作品を発表以来、個展の開催 多数回、各企業のコマーシャル、商品のパッケージ、本の表紙等、私達が良く目にする活躍を続行 | |||
地元では | |
1987年 | 横須賀市/海と緑の一万メートルプロムナード壁画 | |||
1990年 |
相模湾アーバンリゾートフェスティバル KAMAKURA BEACH IN SUMMER
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1994年 | 湘南国際村モニュメント | |||
横高生のころ | |
高2年 現代美術に埋没をしていった。某先生も一緒に前衛映画を楽しむ。 文化祭で、自作のアンダーグランドシネマを上映、横須賀の美術家の間で「横高に変なヤツがいる」と評判をとる。授業は代返。出席日数が足りなくなり、クラス担任の佐々木先生にナグラレタ日も。佐々木先生には、レスリング部に入れられて、練習相手をさせられる。6組、7組は悪いヤツ等の集まりで修学旅行も、女生徒と一緒にならないように、1日遅れの出発となる。高3年 家出。 不入斗のお宅の離れ(倉庫?)を借りて、仕事を始める。アルバイトは、看板屋の看板画き、スナックのメニュー画き。相変わらず出席日数が足りず、本間先生に「もう1年いろ」といわれる。美術部では、油絵を否定。あの前衛画を画く清水先生さえ「メチャクチャなことをやるな」とびっくり。 勉学と仕事を続けながら、芸大を受験。失敗! それから、20歳になった頃には、鎌倉・横須賀を肩で風を切って、絵を画いていた。ダダイズム、前衛、ポップアート等を模索するのには、良い時代を迎えていた。でも、それでは食べていけない!看板屋にはなりたくない! |
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EIZINさんの大好きな作品 | |
島の友人 / MY LITTLE FRIEND アメリカ・マサチューセッツ州コッド岬の沖にある小さな島ナンタケットを初めて訪れてから、もう10年にもなろうか。随分と時間が経過している。その分よく行ったとも言える。ナンタケットを訪れると、必ず朝夕に行くのが、このハーバーだ。昔のクジラ小屋が、スーベニアショップやレストランになっていて、いつ来ても楽しめる。 |
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《サクセスストーリー》 |
イラストレーターへの道のり | |
電通の仕事が縁で、薦められるままに独立、デザイン会社を設立(26歳)。
電通から夜も眠れないような仕事の注文が入り、経済的には恵まれるが、絵の好きな自分のサクセスを夢みて、「どうしたら良いか」進路を模索(29歳)。 電通の経験から、ニーズに対しての論理は把握している、絵が好きで絵を画いているだけではサクセスはあり得ない、「あの豊富な電通の資料を利用しよう」。完全なオリジナルを目指して、調査・分析を開始。 既成の物を取捨選択しながら、単純で表情の無い線を色で埋める、モチーフはアメリカ...大好きな、気持ちの良い、透明な、明るく、軽いアメリカ。オリジナリティのある作品完成。 作品が本に掲載され世に出た日から、注文が殺到。休む暇もない日が続く。プロダクションは、イラストレータの事務所になって行った。名誉な仕事を受けても予定が詰まっていては仕事が出来ない、手分けをして、且つオリジナリティのある作品を完成させる方法を、またも調査・分析して発見(30歳)。 ある日、気がつくとアナログの材料がなくなっていた。(パントンカラー製造中止に!) システムだけが、コンピューターの中に、カラーチャートとして残っていた。ガクガクと足が震えた。自分で出来ない物が、世の中に出てくる。それを自分でやる......そうしなければ、明日はない! 表現とは、何だったのか? 原点に戻ろう。コンピューターを完全にマスターしよう!(50歳) スーパー表現方法も超える表現が、コンピューターが出来ることを発見。 表現領域が、人間の知覚と結びついて、無限に広がる思いにワクワクする。現在、サザンやB'zの仕事、世界の大手自動車メーカーからの、アフターマーケットから入る新しい手法の仕事を受けている。至福の時です。 |
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独り言 | |
やりたいことをして、自分をアピールすることをしなければいけないね。ただ、待つだけでは、ダメだね。アプローチは自分で作らなくては!
自分の芸術的センスに光を当ててみて、どのようにするかを考えて見ました。余りある才能を持った人とは違うことを自分で知り、一番難しいのは自分であることを知りました。 版画に、アートの経済性を考えています。若い人達が、自分達の思い出のある絵の中に、見る音楽のような気分で入ってもらえると嬉しいですね。癒しに繋がるのではないかと思う部分もありますね。 |
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《在校生・同窓生へのメッセージ》 |
あきらめないこと。 |
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《 PRESENTS FROM EIZIN 》 |
鈴木さんからの最新作をご覧下さい。 |
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作品をご覧になりたい方は、EIZIN SUZUKI AMUSEUM RESORT ZUSHI (逗子市新宿3-1-7 TEL:046-871-8661)へ |
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