県立横須賀高校音楽部創設60周年を記念して、去る9月4日(土)午後2時から「はまゆう会館」に於いて「音楽部第55回定期演奏会」と「音楽部同窓会」が盛大に開催された。
前半の「音楽部第55回定期演奏会」では、第1部「音楽部が選ぶ合唱ベストセレクション」(大地賛頌・流浪の民など)、第2部ではミュージカル「夢から醒めた夢」、第3部は、混声合唱とピアノのための「新しい歌」(信長貴富作曲)を音楽部OB・OGとOB合唱団による合同演奏。
演奏会終了後、多目的室に於いて「創設60周年記念音楽部同窓会」が開催された。
なお、演奏会、同窓会に先だって、12時より一般公開の「音楽部60年の歩み」と題して、10年ごとにまとめて資料展示・掲示がされた。
前半の30期までの時代では、初期の頃開催されていた「サロンの午後」「秋の音楽会」のプログラム、演奏会・親睦旅行の写真、手書きでガリ版刷りの楽譜・ブルーコピーの楽譜、昭和38年NHK全国学校音楽コンクールで全国優勝したときの盾・賞状、等が中心に展示された。
後半の31期からの時代では、合唱のすばらしさを教えてくれた立派な印刷製版された楽譜がずらっと並んだ。創作劇、オペレッタ等が必ずプログラムに加わるようになり、写真もカラーとなり、華やかさが増し時代の変遷を感じた。収集は短期間ではあったが膨大な資料が集まり、同窓会に参集した130名の会員は、音楽を愛し、心のハーモニーを育み、合唱に夢中になった音楽部時代を懐かしく見入っていた。
約2時間会食を共に和やかな同窓会が展開され、永年務められた湯川晃平会長(8期)に替わり、新会長安達義博氏(45期)副会長西垣健太郎氏(46期)の新役員を選出して閉会した。
(2010.9.29 山田茂雄 記)